【10月の展示】竹細工 700年
古くから庶民に親しまれてきた大分県の竹細工。約700年前の室町時代に行商用のカゴが生産・販売されるようになったそうです。江戸時代には、日本一の温泉地として別府の名前が全国に知られるようになり、別府に滞在した来訪客がたくさん竹製の台所用品をお土産として持ち帰ったそうです。近代では、大衆工芸に加えて美術工芸という分野が開拓され、昭和42年には別府の生野祥雲斎が竹工芸で初めて人間国宝に指定されています。別府竹細工は昭和54年当時の通商産業省から「伝統工芸品」の指定を受け、その後も大分県は国内の竹工芸をリードし続けています。
10月には、大分県の名産品を幅広く取り扱っているOitaMadeがプロデュースし、様々なジャンル・アーティストの作品を展示されました。伝統的なかごはもちろん、ワインのパニエ、バッグ、そしてユニークなフォルムが驚きをよぶオブジェなど多様です。
若き作家、こじまちから氏と総合プロデューサー松岡恭子とのクロストークはこちらからご覧ください。