肥前焼きもの圏 [ 400年 ]
豊臣秀吉の朝鮮出兵に遡る九州の焼きものの歴史。「肥前やきもの圏」から7つの焼きもののまちがやってきました。
佐賀県から、唐津・有田・伊万里・嬉野・武雄。長崎からは、波佐見と佐世保。
400点を超えるお猪口と豆皿は大変見ごたえがありました。
八女茶 × 知覧茶 [ 900年 ]
中国から栄西がお茶を九州に持ち帰ってから約900年。
九州には日本中に知られているお茶の産地がいくつもあります。9月の展示では、福岡県と鹿児島県のお茶をピックアップしました。それぞれの特徴や産地の背景などを紹介し、共感を育む場となりました。
小鹿田焼 × 竹細工 [ 300年 × 700年 ]
大分県から、重要無形文化財に指定されている小鹿田焼と伝統工芸品の竹細工を展示。
国内各地の焼き物が時代の流れに姿を変えていく中、古き良き伝統を守り続けている小鹿田焼は、作品に窯元の銘が刻まれず、9家ある窯元全員で一つのブランドを作り上げています。
また、大分県の竹工芸も古い歴史があります。明治になり、別府温泉の観光客が急増した事に伴い、竹細工が土産物品として求められ、単なる実用品から美術工芸品としての需要が高まりました。
都農ワイン × 安心院ワイン [ 500年 ]
九州には世界でも高く評価されるワインの生産地が多数あり、近年世界でも評価が高まってきています。宮崎県の都農ワインと大分県の安心院ワインの展示。ワイナリーの歴史、ワインづくりを支える方たち、各地の風土など感じて頂ける展示を行いました。
唐津焼 [ 400年 ]
「焼き物王国」九州の長い歴史を語る上で欠かせない唐津焼。
中里太郎衛門、中里隆、岡本作礼など、焼きもの好きなら垂涎の作家作品を紹介。現代作家も交え「今」の作家の作品に触れつつ、それを育む町の魅力を伝える展示となりました。
薩摩焼 × 薩摩切子 [ 400年 × 155年 ]
鹿児島県が世界に誇る2つの産品を展示。
薩摩焼は、400年の歴史を誇る薩摩焼を牽引する窯元「沈壽官窯」と陶器のシリーズ「CHINJUKAN POTTERY」。薩摩切子は、一旦その技術が途絶え、100年を経て再興された薩摩切子の技を現代で継ぐ「美の匠 ガラス工房 弟子丸」。細部まで美意識が貫かれた技術の高さをご覧頂きました。
福岡の地酒と本格焼酎 [ 600年 ]
日本有数の酒処、福岡県。福岡でいつから酒蔵ができたのか、その歴史は判然としていませんが、約600年前の室町時代から江戸中期にかけての博多の練酒が大変人気で、全国でも有数の酒処として名を馳せました。
展示会場には、福岡県酒造組合に所属する27の酒蔵が一挙集結。個性豊かな”フクサケ”の魅力や各酒蔵が厳選した酒にまつわるストーリーを紹介しました。
そのぎ茶 × 益城茶 [ 900年 ]
長崎県のそのぎ茶と熊本県の益城茶を展示。
そのぎ茶畑の海に面した美しい自然風景や抹茶づくりへの挑戦、益城茶の震災復興からの熊本玉露の誕生など、産地にまつわるストーリーを展示しました。