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社会実験OneKyushuミュージアム 取り組みへの想い

コロナ禍に直面した2020年4月、誰も歩いていない街を見たときのショックから生まれました。ネットショッピング、リモートワークの普及で、都心が人の集まる場所であり続けられるのだろうかと危惧を覚えたのです。今こそ都心の役割を再考するために行動を起こす時だと思いました。
九州各地の都心が、九州が持つ工芸や産品や人の魅力を受け容れながら公共空間がいきいきと輝くために、このささやかな社会実験とその結果がきっかけになればと心から願います。

 

イベントではなく社会実験、実験を繰り返すスパイラル

実験には課題の設定が不可欠です。そして仮説をたて、実験の目的を設定します。
私たちが考える課題を明確にし、コンセプトを立ち上げることから始めました。

コンセプトの次に、どんな手法すなわちアプローチがあるのか、そしてそれを実現する具体的なアクションは?を考えるにあたり、誰もやったことがないことに挑戦したいという思いが強くありました。
またイベントではなく実験なので、実行後に振り返って結果を分析することも大切です。
そのプロセスを3年繰り返しながら、都心の公共空間の魅力を向上する方法を探りました。

 

課題を設定する

福岡の天神・大名地区は古くは中国との貿易の拠点として、黒田藩の時代は武士の町として、近年では福岡だけでなく九州の商業の中心として発展してきました。その歴史を読み解きつつ、「公共空間の質、都心の役割、九州の魅力、福岡の役割」という現代の4つの課題を設定しました。

コンセプトを設定する

4つの課題に対して、それぞれにコンセプトをつくりました。このコンセプトが3年間の実験の柱となりました。

アプローチを決める

課題とコンセプトの設定から、実際のアクションへと向かう上で、物理的な「場」、協力を仰ぐ多彩な「人」、そして「コンテンツ」を具体化する必要があります。また必ず「振り返り」を行って発信していくことも重視しました。

実際行ったアクション

実際におこなった「コンテンツ」、利用した「場」、参画した「人」、記録した「アーカイブ」を整理し、まとめました。

 

OneKyushuミュージアム事務局

〒810-0041 福岡市中央区大名2-11-19 第一赤坂門ビル2階
(スピングラス・アーキテクツ内)

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